USF Sports Camp in 兵庫　活動報告

近畿地方

日帰り 2025.06.22

USF Sports Camp in 兵庫　活動報告

2025年6月22日（日）、兵庫県芦屋市のシンコースポーツ体育館・青少年センターにて、「USF Sports Camp in 兵庫」を開催いたしました。

当日は、兵庫県内外から88名の子どもたちが参加し、4種目のスポーツに挑戦！！

会場は終始、子どもたちの笑顔と元気な声でにぎわい、活気に満ちた一日となりました。

★テニス

★走り方教室

★スポーツリズムトレーニング

★ドッジボール

🎾 テニス

講師：笹原龍さん、細川泰輝さん

初心者でも安心して楽しめる内容で、ラケットの持ち方や打ち方など、基本から丁寧に指導。

「初めてラケットを握る」という子も多く、最初は戸惑いながらも、次第にラリーが続くようになり、「できた！」という達成感が表情にあふれていきました。

笹原さん・細川さんの明るく温かな指導により、どの子も夢中でボールを追いかける、笑顔の絶えない時間となりました。

🏃‍♂️ 走り方教室

講師：羽田真弓さん、大澤笑夏さん（走りの学校）

「もっと速くなりたい！」という子どもたちの思いに応えるプログラム。

姿勢やスタートの構え、足の運び方といった基本動作を、講師のお二人が実演を交えながら丁寧に解説し、ひとつずつ意識して取り組むことで動きが変わっていく実感を得られました。

遊びの延長にある走りが「技術」として学べる、充実した内容となりました。

🥁 スポーツリズムトレーニング

講師：濵野悠里子さん、池田愛菜さん（一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会）

音楽に合わせて体を動かし、楽しみながらリズム感と運動能力を育てるプログラム。

ステップやジャンプ、手拍子などを通じて、全身を使って「音を感じる」経験ができました。

濵野さん・池田さんのリードのもと、子どもたちは集中しながらもリラックスした表情で取り組み、最後には一体感のある空間が生まれていました。

🔥 ドッジボール

講師：吉田隼也さん、森口真衣さん、田鍋成美さん

キャンプの締めくくりを飾ったのは、白熱のドッジボール！

基本の動きはもちろん、チームワークや声かけも意識しながら、全力でプレーする子どもたちの姿が印象的でした。

「もう一回やりたい！」という声も多く、仲間と一緒に汗を流す楽しさを改めて感じる、熱い時間となりました。

ご協賛・ご協力

ご協賛：北陸製菓株式会社様　（https://hokka.jp/）

本イベントでは、北陸製菓株式会社様より、石川県の伝統的なお菓子「ビーバー」をご提供いただきました。

今回のご協賛には、深い想いが込められています。

テニス講師として参加された笹原龍さんは、日頃から能登をはじめとする被災地での復興支援活動を続けておられます。そうした笹原さんの姿勢に強く共感されたのが、北陸製菓株式会社代表取締役社長の髙﨑様です。

「アスリートがスポーツを通じて社会に勇気と希望を届ける姿を応援したい」という髙﨑社長の想いにより、今回のキャンプでは子どもたちだけでなく、講師・スタッフ・ボランティアの皆さんにも、心のこもった「ビーバー」が届けられました。

イベント当日、笹原さんは子どもたちに向けて、被災地の現状に触れながら次のように語りかけました。

「みんなが毎日当たり前に感じていることが、当たり前ではない場所が今もあります。

　温かいご飯が食べられること、家族とお布団で眠れること。

　それは本当に幸せなことで、いつでも誰かの支えの上に成り立っています。

　だから、今日一緒に来てくれたお父さんお母さんに、ぜひ『ありがとう』と伝えてください。」

この言葉に、子どもたちは静かに耳を傾け、心の中に温かな気づきを得た様子でした。

スポーツを「楽しむ」だけでなく、その力で人々に勇気をもたらす。

それもまた、アスリートの大切な役割であることを、笹原さんは行動と言葉の両面で体現してくださいました。

写真：昭和・平成・令和を駆け抜ける北陸のソウルフード　「ビーバー」